国別に考える「資産形成」

今日は国別に国民が考える資産形成についてお話ししたいと思います。

日本は治安、食事、文化、おもてなし、健康、長寿、インフラなどの点で、

他国と比較して大変素晴らしい国です✨

世界の多くの国では自国を出て他国への移住を望む方が多くいますが、

日本人は自国で一生生活したいと思っている方が多いのではないかと感じます。

しかし、一生日本に住む予定だからといって「私は一生日本に住み続けるから外貨預金や海外への投資は必要ない」

という考えは果たして正解なのでしょうか・・・?

確かに、「自分の生活の基盤と金融資産の保有・投資先を一致させる」という考えは、

とてもシンプルで当たり前の考えですよね。

海外でお仕事されている日本人の皆様へ

老後の目標を達成する方法をお伝え致します。退職後の収入を増やすことで、誰もが快適な生活を送れる。

米国との違い

その考えで人生を過ごしている代表的な人々は、アメリカ人です。

アメリカ人の多くは生涯を自国で暮らし、

アメリカ株とアメリカ国債という自国の金融資産への投資のみで人生を送ることが一般的です。

Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Googleなどの有名IT企業は全てアメリカの上場企業で、

アメリカだけにとどまらず世界中で利益を得ています。

アメリカ国債や米ドルは、世界最強の軍事力に守られた世界でもっとも安全な資産だといえます。

ヨーロッパでは

そして、アメリカと正反対の考えをもっているのがヨーロッパの富裕層です。

昔からヨーロッパ貴族は「自分の生活の基盤と、金融資産の投資先を分ける」という考え方で、

一族の資産や子供の教育を自国外へ分散させていました。

これらは、万が一自国が戦争に負けた時に、

財産を失ってしまうリスクへ備えるための、資産家たちの知恵でした。

以前コラムでもご紹介した「たまごを一つの殻に入れるな」という分散投資の発想です🥚🥚🥚

まとめ

2つの考え方がどちらが正しいとは言えません。

しかし、日本が世界のトップに君臨していたのは30年以上も昔の話。

平成の実績や今後の少子高齢化の流れを考えると、後者のマインドにシフトチェンジする時なのかもしれません。

これからの時代は「自分の生活の基盤と金融資産の投資先を分ける」を意識して資産運用していきたいですね。

大城祐子 • コンサルタント