資産運用はいつからスタートするべき??

よくある質問の1つに資産運用はいつから始めれば良いんですか?と言う質問があります。

このような質問は大変多いのですが、世の中のファイナンシャルプランナーや、お金の専門家に聞くと、

ほとんどの場合「今すぐ始めた方が良いです」と言われるでしょう。

当然ですが、今の日本経済を考えると、早めに始めたほうが得策です。

例えば「年金問題」です。

将来年金だけでは生活できないと言うことがマスコミで散々報道されるようになっています。

年金で生活できないと言うことがどういうことなのか、

具体的に金額で考えるととんでもなく悲惨な老後が待っていると言うことに気づきます。

海外でお仕事されている日本人の皆様へ

老後の目標を達成する方法をお伝え致します。退職後の収入を増やすことで、誰もが快適な生活を送れる。


また社会保障費の問題です。

医療費や介護費用などもはや国は国民を守ることができなくなってきています。

消費税増税も同じです。

これからの日本人は、社会保障や税金等の費用負担はどんどん増加していき、

一方で収入が増えているかと言うとここ30年間ほとんど横ばいの状態です。

つまり今日本人はどんどん貧しくなっていると言うことです。

このような日本経済の現状を考えると、1日でも早く資産運用するべきだと言うのは当然の考え方となります。

ただ「資産運用は今すぐ始めるべきだ」で片付けてしまうと元も子もありませんので、

資産運用をスタートする時期について私なりの考えをシェアしていきます。

お金の使い方は個人の自由が根本

まずお金と時間の使い方は各個人の自由であると言うことです。

価値観も自由です。 人生においてお金と時間は最も重要な資源です。

それをどう使うかは人それぞれの個人の自由ですから、1番重要だと思うものにお金も時間も使うべきです。

例えば私は、20代前半の頃スノーボードを一生懸命やっていました。

私の中でスノーボードは生きがいでした。 本気でプロスノーボーダーになろうと思っていた位ですから。

当時は会社員で、給料もそれほど多くなかったですからほとんどの資金はスノーボードに消えていました。

とても貯金する余裕などありません。

そもそもその時に興味がありませんから、資産運用の話など聞く気も全くありません。

そのような状態では、とても資産運用など始められる心構えは持てませんよね。

お金の使い方は人それぞれです。

お金は非常に大事です。

だからこそ自分が1番良いと思うものに使うべきです。

人生において上位の価値観に対してお金を使うべきです。

また時間についても同じだと思います。

タイムイズマネーと言う言葉があるように、時間とお金は等しく重要です。

それをどのように使うかは、その人自身の価値観によって決めれば良いと思います。

ですから結局資産運用いつから始めれば良いのかと言う質問に対しての答えは、

自分がお金と時間をどのように使いたいかと言う価値観をまず知るところからスタートすると思います。

また、資産運用や投資を始めるタイミングについて悩んでいる人の多くにアドバイスしたい事は、

まずは情報収集から始めた方が良いと言うことです。

判断する材料がそもそもないため、確信を持ってスタートすることができないからです。

またお金についての知識がなければ今はスタートするべきではないという判断さえできません。

そもそもなぜ迷うのか

例えば受験勉強を例に話をします。

あなたの偏差値が50だったとします。そして目標とする大学の偏差値が60必要だったとします。

当然偏差値を10上げなければいけません。

例えば2、3ヶ月と言う短い期間で偏差値10を上げるのは至難の業です。

ある程度の時間をかけて勉強する必要があると言う事はわかるでしょう。

また偏差値40の人が、偏差値70の大学に合格しようと思った時、とてもハードルが高いと言うことがわかります。

すぐにでも受験勉強に本腰を入れた方が良いと感じるでしょう。

このように、自分の現状と目標が数値で表されている場合判断しやすいです。

今の自分の立ち位置と、目標までのギャップを把握しやすくなります。

資産運用をスタートする際難しいのは、現状と目標のギャップを把握することが難しいからです。

今後どれぐらいのお金が必要になってくるのか、また将来どの程度の貯金があれば安心して過ごせるのか、

自分の目標とする状況をはっきりとイメージすることが難しいのです。

それに加えて資産運用の方法や、お金や経済に対する基本的な知識が少ないため余計にイメージしづらいのです。

ですから、まずは自分なりに情報収集を始めてみましょう。

今はインターネットにたくさんの情報が集積されています。

探そうと思えばかなりの情報を取得することができます。

自分なり情報収集を進めていく中で、理想の状態や自分の現場などある程度目標金額なども見えてくるかもしれません。

そうすればいつごろから資産運用をするべきなのか見えてくる可能性があります。

また資産運用をスタートするかどうかは別として、専門家に話を聞きに行く事は非常に重要です。

情報を得ようと思えばいくらでも得ることができますが、問題はどの情報を自分が選択するかと言うことです。

インターネット上には真実から嘘までたくさんの情報が載っています。

情報がありすぎて、どの情報を自分が取り入れるのかそれが非常に重要だからです。

専門家に話を聞くことで、それがある程度整理されてくるでしょう。

ローリスクで資産形成をしたければ、長期投資や分散投資と言う要素を取り入れるしかありません。

短期間でお金を増やそうと思えば、必ず大きなリスクを伴います。

投資詐欺に引っかかる方の典型的なパターンです。

確実に大きな資産を形成していくためには、時間を味方につけて複利運用していくしかありません。

ですから基本的には資産形成をスタートするタイミングは早ければ早いに越した事はありません。

例えば、複利運用の効果は少なくとも20年はかかると思ったほうが良いです。

積み立て投資を開始して10年で辞めてしまえばほとんど福利の効果は得られません。

解約手数料なのでむしろ元本割れしてしまうリスクもあります。

まずは情報を取得していつから資産運用を始めるべきなのか、自分なりの決断が出せるようになるべきなのです。

大城祐子 • コンサルタント